令和6年度秋期 情報処理安全確保支援士試験を受験してきました

はじめに

2024/10/13に令和6年度秋期 情報処理安全確保支援士試験を受験してきました。
情報処理安全確保支援士試験はこれまで何度も受験してきたのですが、ことごとく不合格。
仕事と育児でなかなか勉強時間を捻出できなくなってきたこともあり、
いい加減合格してこの試験の呪縛から解放されたいと一念発起。
今回はこれまで以上に試験対策を行いました。
本記事ではその試験対策や受験した感想などをご紹介します。

筆者スペック

  • ITエンジニア7年目(Webアプリ開発に従事)
  • 応用情報技術者試験に合格済み
  • 前回の令和6年度春期 情報処理安全確保支援士試験では、午後59点で惜敗(60点で合格)

情報処理安全確保支援士とは

以下、IPA公式サイトから引用。

サイバー攻撃の増加・高度化に加え、社会的なIT依存度の高まりから、サイバー攻撃による社会的脅威が急速に増大しています。すなわちサイバーセキュリティ対策は、経営リスクとして、そして社会的責任として、非常に重要な課題になりつつあり、その責任を担える人材の確保が急務となっています。この人材の確保のために2016年10月に「情報処理の促進に関する法律」が改正され、新たな国家資格が誕生しました。これが「情報処理安全確保支援士(略称:登録セキスペ)」です。

受験理由

  • 昨今、ランサムウェア攻撃や個人情報の漏洩等の事件が多発していることもあり、試験を通してセキュリティの知識を身につけたい
  • 情報処理技術者試験のうち、高度試験に何かしら合格したい
  • 情報処理安全確保支援士試験は何年も受験し続けているが合格できず、引くに引けなくなった

試験対策

午前1

応用情報技術者試験ドットコム
上記のサイトで、応用情報技術者試験の5年分程度の過去問題(午前のみ)を、
8~9割程度安定して正解できるようになるまでひたすら過去問題を解きました。
試験に合格せずとも、午前1免除だけはなんとしても獲得したかったため、
午前1対策にはかなり注力しました。
(午前1免除は2年間有効)
出題範囲が広いこともあり、午前1の勉強が一番苦痛だったかもしれません。

午前2

情報処理安全確保支援士ドットコム
上記のサイトで、午前1と同様に5年分程度の過去問題を解きました。
これまで午前2で不合格になったことはなかったので、午前2の勉強はほどほどに、
午前1と午後の勉強に注力しました。

午後

肝となる午後試験対策です。下記にいくつかご紹介します。

【書籍】
2024秋 情報処理安全確保支援士 総仕上げ問題集
本試験相当のオリジナルの問題が収録されており、
それを目的に購入しました。
午後試験対策として、数年分の午後の過去問題を何度も解いた私は、
答えをある程度覚えてしまっていたので、
オリジナルの問題は非常にありがたかったです。
また、数年分の過去問題とその解説もございます。

うかる! 情報処理安全確保支援士 午後問題集[第2版]
午後問題に特化した書籍です。
記述問題の解答テクニックが収録されています。
長文で読解に時間のかかる、過去の午後問題が短く要約されており、
午後問題の復習におすすめです。

【公開模試】
TAC 情報処理安全確保支援士 公開模試
資格取得の専門予備校の運営会社であるTACの公開模試です。
会場受験と自宅受験が選べますが、せっかくなので私は会場受験にしました。
受験後、自宅に成績表が郵送されます。
成績表には得点はもちろん全受験者中の順位なども記載されており、
自分が合格レベルであるかを把握できます。

受験した感想

午前1

午前1 問題冊子
前回の試験が午前1免除最後の試験だったので、今回は午前1から受験しました。
応用情報技術者試験の過去問題をある程度解いていれば十分対応可能なレベルでした。

午前2

午前2 問題冊子
個人的には例年よりもやや難しく感じましたが、
午前1同様、過去問題をある程度解いていれば十分対応可能なレベルでした。

午後

午後 問題冊子
午後問題は4問出題され、そのうち2問を選択して解答します。
私は「問2」と「問3」を選択しました。
今回の午後試験は、これまでの情報処理安全確保支援士試験の中で一番手応えを感じたかもしれません。

【問2】
メールセキュリティ系の問題です。
試験直前にメール技術の勉強をしていたこともあり、記述問題は割と書けました。
SPF、DKIM、DMARCといった送信ドメイン認証に関する仕組みを理解しているかがポイントでした。
全体的に難易度は普通~やや難しめだったと思います。
6~7割程度は点数取れていると思います。

【問3】
セキュアプログラミング系の問題です。
試験開始後、問3を見て「アタリ」であることを確信し、
真っ先に問3を選択しました。
問3の設問2(1)で「画面全体を”図示”せよ」という、過去の試験にはない問われ方に少し戸惑いましたが、
(Web開発の経験があれば)全体的に難易度は易しめだったと思います。
7~8割程度は点数取れていると思います。

おわりに

今回は、情報処理安全確保支援士試験の試験対策や受験した感想などをご紹介しました。
この記事が、これから情報処理安全確保支援士試験を受験される方のお役に立てれば幸いです。


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