はじめに
先日部屋の片付けをしていたら学生のころ使用していた10年以上前のHDDが10台ちょっと出てきました。
確認してみたらPCに接続しても認識しないものもあり、そもそも10年近く使用しておらず2TBのHDDはともかく今更100GB前後の小容量のHDDなどは使用する予定も無いのでまとめて処分しようと考えました。
HDDを廃棄するにあたって、店舗にHDDを持ち込んで有料で破壊してもらうサービスなどもありますが、せっかくなので(店舗に持って行くのが面倒だったので)自分でドリルで穴を開けて廃棄しようと思い立った話になります。
ドリルについて
電動のドリルドライバーまたはインパクトドライバーを使用するのが良いと思います。私は5000円程度のドリルドライバーを使用しています。
残念ながら私はインパクトドライバーは持っていないので正確なことは言えないのですが、インパクトドライバーはドリルドライバーと比べてネジ締めは早いし得意ですが、逆にドリルによる穴あけは遅かったり特に金属だとドリルビットが折れやすいなどの特徴があるらしいです。
ドリルビットは、ドリルドライバーの場合は気にしなくてよいのですが、インパクトドライバーの場合は変換ソケットなどを使用しない場合、六角軸タイプのものしか使用できないため注意してください。
また、穴を開ける対象がHDDになるので木工用ではなく鉄工用のドリルビットが必要になります。
HDDを固定
穴を開ける時はドリルが下まで貫通しないように机との間に木材などを挟んでください。また、基本的に手でしっかり押さえれば大丈夫だと思いますが、念の為クランプや万力などで固定出来ればより安全です。
HDDに穴をあけようとして失敗
実際にドリルで穴あけを開始したのですが、サクッと穴が空くと思いきや、私が使用しているドリルだとパワーが弱いのか、多少削れたのですが全然貫通出来ませんでした。
プラッタ取り出し
作戦を変更してHDDを分解してプラッタを取り出し直接穴を開けようと考えました。
このHDDはT8サイズのトルクスドライバーで全てのネジを取り外し可能でした。トルクスネジだけではなく隙間が接着剤?でも固定されていたので少しずつ剥がしながら格闘し数十分。。。
最後は力で無理やり引き剥がそうとしたのですが、ここまでやっても蓋が取れず。。。
よく確認してみたらネジが一つシールの裏に隠れてました。元々分解するつもりもなく何も調べずに始めてたので、余計に苦労したパターンでした。
蓋を外したHDDがこちら。(接着剤のカスが隙間などに落ちてて汚いですが)
更に分解して取り外したプラッタがこちら。このHDDにはプラッタが2枚入っていました。
プラッタに穴あけ
プラッタに対しては私の使用しているドリルでも十分にパワーが足りていたようで、比較的すぐに穴を開けることが出来ました。(今回は最初に3mmのドリルビットで下穴を開けて、その後6mmのドリルビットで穴を開けています。)
ついでに穴が空いていない部分にも適当にマイナスドライバーで傷をつけておきました。
おわりに
サクッと出来ると思っていたのですが、私の手持ちのドリルだとパワーが足りず分解が必要で意外と時間が掛かるため他のHDDについては一旦断念。
分解せずに、そのまま穴を開けられれば簡単だったのですが。。
元も子もないですが素直にHDD破壊サービスなどを利用したほうが楽ですね。
(というか学生のころ使用していたやつで別に重要データも入ってないしそのまま処分しても)