はじめに
この記事では、Go言語(以下、Golangと表記)でのWEBアプリケーション構築の習得を目的に、ブラウザで「Hello,World!」を表示するまでの手順をまとめました。
用意した環境
- OS: Windows10
- Golang: 1.15.2
- フレームワーク:Gin
インストール
まずGolang公式のダウンロードページを開いて、インストール用のファイルのダウンロードをします。
今回使用するOSはwindowsなので、「Microsoft Windows」を選択しました。
ダウンロードしたファイルを実行して、インストールをします。
特にインストール先の指定が無ければ「Next」で進めていくだけだったので、ここでは詳細の手順は割愛します。
以下のような画面になれば、Golangのインストールは完了です。
Golangのインストール確認
コマンドプロンプトでgo versionと入力して、Golangのバージョンが表示されるかを確認します。
試しにテストファイルを実行します。
フォルダを作成して、その下にtest.goファイルを置きます。
test.go
package main import "fmt" // 文字列のI/Oを扱うフォーマット func main(){ fmt.Println("hello world") // 文字列出力 }
実行結果
Golangが正常にインストールできたことが確認できました。
GOPATHの設定
GOPATHは開発中に「go get」コマンドで外部パッケージをインストールしたいディレクトリを環境変数に指定します。
今回はtest.goファイルがあるディレクトリを指定しました。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、GOPATHの項目に、環境変数で設定したディレクトリが記載されていればOKです。
Ginのインストール
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
go get github.com/gin-gonic/gin
GOPATHで指定したディレクトリに、/src/github.com/gin-gonic/ginが存在していればインストールは完了です。
ブラウザで「Hello,World!」を表示する
今回は、http://localhost:8080/にアクセスした際に、「Hello,World!」と書かれたhtmlファイルを呼び出し、画面に「Hello,World!」と表示されるように実装をしていきます。
ディレクトリの構成は以下になります。
GolangTest/ ├ pkg/ //ginのインストール時に生成されたフォルダ ├ src/ //ginのインストール時に生成されたフォルダ ├ template/ │ └ index.html └ test.go
test.go
package main import ( "github.com/gin-gonic/gin" // ginを使用 ) func main() { router := gin.Default() router.LoadHTMLGlob("templates/*.html") // ルートのテンプレートを定義 router.GET("/", func(ctx *gin.Context){ //アクセス方法の指定 ctx.HTML(200, "index.html", gin.H{}) //読み込むhtmlファイルを指定 }) router.Run(":8080") }
index.html
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Test</title> </head> <body> <h1>Hello,World!</h1> </body> </html>
ファイルの準備が終わったら、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
go run C:\Users\murai\Documents\GolangTest\test.go
ブラウザでhttp://localhost:8080/にアクセスしてみます。
無事にブラウザで「Hello,World!」を表示することができました。
まとめ
久しぶりに新しい言語に触ったので、とても新鮮な感じがしました。
軽く調べてみたところ、GolangでもMVCモデルを使えそうなので、今までと似た感覚で開発ができそうな気がしています。
今回は環境構築のみでしたが、今後はアプリケーションを作成してGolangの使いやすいところ、逆にそうでもないところなどを記事にしていきたいと思います。