
Excelのデータが消えてしまわないようにする対策と、消えてしまった時の対処法
Excel を使っていて、「あっ、データが消えた…!」なんて経験、ありませんか?
せっかく作った表や数式が消えてしまうと、時間も労力も無駄になってしまいますよね。
今回は Excel でデータを消さないための事前対策 と、 万が一消えてしまった時の対処法 を紹介します。
■ 消えないようにするための事前対策
1. こまめに保存(Ctrl + Sを習慣に!)
意外と忘れがちですが、定期的な保存が一番大事です。
特に大きな作業をした後や、コピー&ペーストの前には必ず保存しましょう。
ショートカットキー Ctrl + S
を習慣にすると便利です。
2. 自動保存を有効にする
Office 365 や Microsoft 365 を使用している場合、自動保存機能を活用できます。
Excel の上部にある「自動保存」を ON にすると、OneDrive に数秒ごとに保存されます。
3. バージョン履歴を使う
OneDrive や SharePoint 上で Excel ファイルを保存していれば、「バージョン履歴」から過去の状態に戻すことができます。
4. 上書き保存を避ける
データを加工するときは、元のファイルをコピーして別名保存(「名前を付けて保存」)しましょう。
「作業用_YYYYMMDD.xlsx」のように日付を付けておくと、どこまでやったかも把握しやすくなります。
5. 誤操作防止に「シート保護」や「セルのロック」
「数式が消えた!」「関数が上書きされた!」というミスには、シート保護やセルのロックが有効です。
入力してほしくない箇所にはロックをかけておきましょう。
■ 消えてしまったときの対処法
1. 元に戻す(Ctrl + Z)
操作直後なら Ctrl + Z
で元に戻せるかも。
複数回戻れるので、焦らず何度か押してみてください。
2. 自動回復ファイルを探す
突然のフリーズや強制終了があった場合、自動回復ファイル(AutoRecover)が作成されていることがあります。
確認方法:
Excel を再起動する
「ドキュメントの回復」が表示される
自動保存されたファイルを開く
または、下記フォルダを直接探してみるのもよい↓
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\
3. バックアップファイルを開く
「常にバックアップを作成する」設定をしていた場合は、.xlk
という拡張子のファイルがあるかも。
通常の保存フォルダに .xlk
があれば、それを開いてみましょう。
4. バージョン履歴から復元(OneDrive使用時)
OneDrive に保存していた場合、Web 上からそのファイルを右クリック →「バージョン履歴」で復元できます。
■ まとめ
状況 | 対策 |
---|---|
データを消さないようにしたい | Ctrl+S、自動保存、シート保護、バージョン管理など |
消えた後に復旧したい | Ctrl+Z、自動回復ファイル、バックアップ、バージョン履歴 |
Excel は便利だけど、ちょっとした操作で大事なデータが消えてしまうこともあります。
ちょっとした習慣化と設定の見直しで、大切なファイルを守ることができますよ。
みなさんも、これを機に Excel の使い方を見直してみてくださいね!