はじめに
前回のトラックボールマウスが好評だった模様の伊東です。
興味を持って頂けたようで、トラックボールもだいぶメジャーになってきたかなぁ…と思います。
今回は、キーボードについて語ろうと思います。
みなさんは、キーボードにこだわりはありますか?
入力デバイスについては、大きく2つの派閥に分かれると思います。
①与えられた環境のみでパフォーマンスを発揮する
②自分に合わせた最高の環境でパフォーマンスを発揮する
①は、基本的には標準のキーボード、マウスを使ってどういう環境でも遜色なく対応できること
②は、大人の力(≒お金)で「ぼくがかんがえたさいきょうの…」を使って、最高のパフォーマンスを発揮すること
だと思います。
他には、「お気に入りのものを使って自分が気持ちよく作業ができる」という部分もあるかもしれません。
キーボードにこだわり始めたきっかけ
Mac使いの私
私用PCは長らくMacを利用しています。
Macbookのペチペチした薄いキーボードも好きです。
最近の私用PCメイン機はMacbook12インチです。
当時は評判があまりよろしくなかったバタフライキーボードですが、
慣れてくるとかなり打ちやすくて気に入っています。
MacのJIS配列では、スペースキーの両脇に「英数」「かな」というキーがあります。
「英数」を押せば半角英数の入力、「かな」を押せば日本語入力になります。
Windowsの「半角/全角」は押すごとに切り替わりますが、Macは押した方が有効になります。
私はこの入力切替方式が気に入っている(手癖になっている)ので、Windowsでも
ATOKを利用して、「無変換」を押すと日本語入力OFF、「変換」を押すと日本語入力ON
という設定にして、Mac方式な切替にしています。
「全角/半角」キーをほぼ使わない人です。
※MS IMEでも同様に設定できます。気になった方は是非お試しを。
ThinkPadのキーボードこそ至高(と思った時期もありました。
業務PCとしてはThinkPadが好きです。
欲をいうと、古いタイプの7段キーボードと呼ばれるものが好きでした。
もちろん、現行のThinkPadキーボードも好きです。
7段シリーズは、過去の愛機X61sの写真です。その後X201を長らく使っていました。
キーボードの真ん中にある赤ポチが好きです。
昔々ですが、上長がノートPCにREALFORCE(テンキーレス)を接続して
カチャカチャやっている姿をみて、徐々に入力デバイスは重要だ…と
思い始めていましたが、当時高級なキーボードを買うまでには至りませんでした。
当時はThinkPad+トラックボール使いでした。(現在のサブ機で愛用中なX260での再現イメージ図)
その次に担当した案件で、リーダーがHHKBを使っていました。
その頃からMyキーボードを導入する人が増えていて、自分もREALFORCEを導入しました。
個人的にはフルキーボード派でした。
F1〜F12キーほしい
Home/End、PageUp/PageDnキーほしい
カーソルキーほしい
数字も入力するのでテンキーほしい
という感じでした。
過去投稿のデスクツアーも合わせてご参照頂ければいろいろなこだわりがお楽しみいただけます。
覚えておくと便利なよく使うショートカット
文字入力系(入力中に押して文字変換をする系)
※主にHHKB派の人が使うもので有名
- Ctrl + T:半角英数に変換 ≒ F10と同じ
- Ctrl + U:ひらがなに変換 ≒ F6と同じ ※Macはcontrol+J
- Ctrl + I:全角カタカナに変換 ≒ F7と同じ ※Macはcontrol+K
- Ctrl + O:半角カタカナに変換 ≒ F8と同じ ※Macはcontrol+L
- Ctrl + P:全角英数に変換 ≒ F9と同じ ※Macはcontrol+;
Officeソフト系
- Ctrl+Home:A1セルに移動(文頭に移動)
- Ctrl+End:データがある最後尾のセルに移動(文末に移動)
- Ctrl+PageUp:左のシートに移動(タブ切替左)
- Ctrl+PageDown:右のシートに移動(タブ切替右)
キーボードの種類
サイズ:フルキーボード(100%)、テンキーレス(80%)、コンパクト(60%以下)など
キースイッチ:無接点静電容量方式、メカニカル方式(○軸)など
キー配列:日本語(JIS)、英語(US)など
接続方式:USB、Bluetooth、最大何台ペアリングできるかなど
細かいことは↓のサイトがおすすめ。
細かいことは気にせず、一番よいのはお店に行って触ってみましょう。
自分の欲しい用途に合わせて、サイズ感、押し心地、カチャカチャ音、接続方式(USBかBluetoothか…)など
個人的なお気に入りの紹介
大小さまざま10個ぐらいキーボードを持っていますが、お気に入りを5個紹介します。
※左右分離型はうまく打てない人なので持っていません。
REALFORCE 108UBK
型番:SJ08B0
メーカーサイト: https://www.realforce.co.jp/products/discontinued/108UBK_SJ08B0/
フルキーボード、無接点静電容量方式(変荷重)、JIS配列、USB接続のみ
一番長い付き合いです。
元々は黒いキーボードでしたが、キーキャップを購入して差し替えています。
残念ながら、古いキーボードのためUSB3.0に対応していません。
USB3.0の青いポートに刺すと反応しません…
USB2.0になるようにUSB HUBを経由させて接続しています。
そろそろ最新のREALFORCE R3に買い換えかな…という気もするのですが、まだまだ全然不調もなく動いています。
無変換/変換のキーを押しやすくするために、キーキャップを反対向きに付けています。
無変換/変換キーを多用する人なので、スペースキーは短め、無変換/変換キーも1.5サイズの古いREALFORCEがお気に入りです。
HHKB Professional BT 日本語配列/墨
型番:PD-KB620-B
メーカーサイト:https://www.pfu.ricoh.com/direct/hhkb/detail_hhkb-pro-bt-jp.html
コンパクトキーボード(60%)、無接点静電容量方式(All 45g)、JIS配列、Bluetooth接続(1台)、単3電池2本
コーディングよりも物書きが増えた頃に、試しに導入してみました。
墨という刻印の見えにくいキーキャップのバージョンにしました。
( ・_・).oO(べっ、べつに、墨キーでも見ずに打てますからねっ!!)
在宅だとREALFORCEですが、出社の日はHHKBとトラックボールを持って行きます。
たしかにこれはハマる気持ちがわかる…とおもいました。
HHKBといえばUS配列でキーが少ない方が人気な気がしますが
個人的にはカーソルキー必須だったのでJIS配列を選択しました。
Fnキーを押しながらの操作も慣れてしまえばそれほど苦ではない気がしました。
最新のHHKB Studioは現在購入を見送っておりますが、とても気になっています。
参考:https://happyhackingkb.com/jp/products/studio/
ProgresTouch RETRO TINY(日本語配列)
型番:AS-KBPD70/SRBKN
メーカーサイト:https://archisite.co.jp/products/archiss/progres-touch/retro-tiny-jp/
コンパクトキーボード(60%)、メカニカル(静音赤軸)、JIS配列、USB接続のみ(着脱可USB Type-B)
いろいろキーボードをしらべていると、REOPORD FC660Cというキーボードが気になりました。
その時、既に入手困難品でかつ、US配列のみでお値段もなかなかお高い感じでした。
参考:https://archisite.co.jp/products/leopold/eol/fc660c-mij/
そのキーボードをJIS配列にしたようなメカニカルキーボードとして発見したのがこちら
HHKBよりもクセは弱い気がして、コンパクトキーボードの入門にはとてもよいきがしています。
USB接続のみでBluetoothは無いのでちょっと不便ですが…
Fnキーとの組み合わせもなかなか秀逸な配置で、
カーソルキーの左右がHome/End、上下がPageUp/PageDownになっているので直感的に操作しやすいです。
個人的には、メカニカルキーの中では静音赤軸(ピンク軸)が押し心地的には気に入っています。
数字をいっぱい打ちたいときにはテンキーを添えるといい感じです。
諸説ありますが、個人的には左手テンキー派です。
友情出演:ProgresTouch RETRO NPad(茶軸)
型番:AS-TKPD21/TBK
メーカーサイト:https://archisite.co.jp/products/archiss/progres-touch/eol/retro-npad/
同じRETROシリーズで揃えて買ってみました。
テンキーはなんとなく茶軸を買ってみました。
MX KEYS MINI(Mac用)
型番:YR0084
メーカーサイト:https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/keyboards/mx-keys-mini.920-010517.html
コンパクトキーボード(60%)、パンタグラフ方式、US配列、Bluetooth(3台切替可能)、USB Type-C充電
iPadにも外付けキーボードとして繋ぐことを想定して、US配列のMac用を買いました。
※iPadはJIS配列のキーボードを接続しても、強制的にUS配列扱いになるので、主に記号を打つ時にちょっと厄介です。
通常版であれば、Windows/Macどちらでもわかりやすいような印字になっています。
昔から愛用していたMac純正キーボードがそろそろ寿命を迎えそうだったので
購入してみたところ、ハマりました。
キートップのちょっとしたくぼみもなかなかいい感じです。
Mac純正のMagic Keyboardや、Macbook系のシザーキーボードよりも
打ち心地はよいようなきがします。
「トラックボール使いが高級マウスを使ってみた」という気分で購入してみたMX MASTER 3Sですが、
Macで使っていると思いのほか便利だなぁ…と思って、最近はトラックパッドよりも使用頻度が高いです。
VORTEX CORE(英語配列)
型番:VTG47REDBEG
メーカーサイト:https://archisite.co.jp/products/vortex/eol/core-en/
コンパクトキーボード(40%)、メカニカル(赤軸)、US配列、USB接続のみ
さらに小さいキーボードに興味をもってしまい、半分勢いで買ってみました。(現在は生産終了品)
HHKBよりも小さく、HHKBよりもクセが強いです。
キーが存在しない部分は、Fnキーと組み合わせて入力します。
若干カスタマイズしてキーキャップも変更していますが
- 赤いFnキーを押しながら入力すると、キーの背面に赤で印字されているキーが入力できる
- 青いFnキーを押しながら入力すると、キーの背面に青で印字されているキーが入力できる
- 赤いFnキーとShiftを押しながら入力すると、キーの背面に緑で印字されているキーが入力できる
という仕組みになっています。
かなり自由にカスタムが可能なのですが、頭が追いつきません。
自作キーボード界隈の方で、ミニマムな領域に特化されている方であればわくわくな機種です。
USB接続のみなので、HUBを使ったりする必要はありますが、iPadに繋いでミニマムな感じで楽しむのがよいかと思います。
140文字ぐらいのつぶやき的な文章を書くような感じの入力であればいい感じですが
これを常用するのはなかなかつらいな…とおもいました。
あなたも、お気に入りの1台を見つけてみてはいかがでしょうか?