try! Swift Tokyo 2025 に参加してきました

カサレアル Psol 1 部(ラーニングサービス)の Steve Aoki です。DJ やってない方です。こんにちは。

2025 年 4 月 9-11 日開催の、try! Swift Tokyo 2025 に一般参加者(個人スポンサー)として参加してきました。

try! Swift 公式サイト

try! Swift は、Swift や Apple 関連技術に関する国際カンファレンスで、2016 年に日本から始まりました。その後、ニューヨークやベンガルール(バンガロール)などでも開催され、世界的なイベントとして継続しています。

私はトレーニング事業に携わっており、今の時期は新入社員研修のお仕事があるため初日は参加できず、2,3 日目のみの参加です(2 日間参加できただけでも奇跡)。

なお、カサレアルとしては今回は出展していませんが、2017-2019 年までスポンサーとして出展していましたし、ワークショップの会場を提供していた年もあります。また、私個人としては日本での開催は欠かさず参加しているので、思い入れの深いカンファレンスです。

全体を網羅したレポートではないですが、特に印象に残ったところを書いてみます。

セッション

セッションについては、AI に関するものが多いかと思いましたが、UI や Apple Vision Pro に関するものなど幅広く採択されていました。私は Apple Vision Pro は所有しておらず、その開発技術情報を積極的にとりにいくことがなかったので、こういう機会に知識をアップデートできるのはありがたいです。

このようなカンファレンスに参加する意義のひとつとして、「業務にすぐに活用できる、いますぐに必要な情報以外も得られる」ことにあると思っています。幅広い知識を得ていると、ふとしたタイミングで役立つこともあります。そんな出会いも楽しめますね。


スポンサーブース

弊社もさまざまなイベントでスポンサー出展することがあるので、ブースはすべて回ってお話をしました。そのため、この記事を書いてみたらスポンサーブースに関する部分のボリュームが大きくなってしまいました。あらかじめご了承くださいませ。

各社、自社の取り組みの紹介やリクルーティング、趣向を凝らしたノベルティや展示物があり、楽しませていただきました。エンジニア目線では、各社アプリのアーキテクチャや採用技術、Swift 6 対応など中の話を伺えるのがありがたかったです。

Swift 6 対応

世の Swift プログラマを悩ませているのが、Swift 6 対応です。Strict Concurrency Checking への対応は、本当に難しいと感じます。

各社、お話を伺いましたが、現時点の対応はさまざまでした。まだ必須ではないので、少しずつ導入しているところが多い印象でした。対応を進めている企業さんにお話を伺うと、効果はあったようで「データ競合のエラーを減らすことができている」とのことでした。

DeNA さん「try! Swift Tokyo のタイムテーブルアプリをみんなで作る」

特に興味深かったのが、DeNA さんの「try! Swift Tokyo のタイムテーブルアプリをみんなで作る」ものでした。

他社のエンジニアが実際にコードを書いている様子を見ることはなかなかできないので、非常に面白いと感じました。また、参加者は自由にコードを書け、「もし途中で動作しなくなっても次の人に任せれば良い」というスタンスだったので、気負うことなく参加できました。私もちょっとだけですが、楽しくコードを書かせていただきました。

なお、今回の企画発案された方より、「この試みは真似しても OK」とのお言葉をいただきましたので、弊社もどこかのイベントで使わせていただくかも?

SCIVONE さん「デザインなんでも相談」

もうひとつ、SCIVONE さん(サイフォンと読むそうです)の「デザインなんでも相談」も他との差別化がされていました。

「手軽に見栄えを良くするには?」という相談をしたところ、「Figma の Pro プラン以上であれば最近のアップデートで、AI に自然言語でデザインの指示が出せるためそれを使ってみると良い」というアドバイスをいただきました。

私がデザインすると毒ガエルのような配色になったりするので、活用したいですね。


全体を通して

Flitto によるセッションのリアルタイム翻訳

try! Swift の公式アプリでは、Flitto によるリアルタイム翻訳機能が使われていました。

代表の方が「自分は英語も日本語も堪能ではなく、韓国語しか話せない。2018 年の try! Swift Tokyo で聞いた素晴らしいセッションを、自国語で理解したい」というモチベーションから始まったサービスだそうです。それが結実して、今年の try! Swift Tokyo で多くの人の役に立っているのが素晴らしかったです。

「自分が欲しいものを作る」のが、エンジニアのモチベーションとして大事ですよね。

ワークショップが心残り

実は今回、弊社もワークショップを出させていただく方向で運営サイドとお話をしていましたが、諸々の都合で実現には至りませんでした。

やはり、技術は手を動かしてこそだと思うので、ワークショップは欲しかったです。私自身、第一人者からのワークショップを受けたかったです。また、トレーニングを提供している弊社としては、高度なセッションで登壇するのは難しそうですが、裾野を広げる方向でのワークショップは提供できると思っています

ぜひ、次回に向けて運営側とお話を続けられればと思います。

参加者同士の対話

私は「参加者のみなさんとの会話」を大事にしています。私自身、あまり人と話すのが得意ではないのですが、最近はできるだけ話しかけるようにしています。せっかくオフラインで集まっているので、同じ技術に興味を持っているもの同士、ぜひ話しましょう。

とは言ってもハードルを高く感じてしまうので、この辺りをおすすめします。

  • スポンサーブースに立ち寄る
    • スポンサーさんは、参加者との対話をしたくて参加しています。ぜひ立ち寄ってお話ししてみてください
  • Ask the Speaker でスピーカーに感想を伝える
    • スピーカーは、一言だけの簡単な感想であってももらえるとものすごく嬉しいです。セッションの突っ込んだ質問でなくても大丈夫です
  • ひとりでいる人に話しかける
    • 私もそうですが、ひとりで参加した人はどうしてもボッチになるタイミングがあります。「このセッション聞きました?」とか「毎回参加されてるんですか?」とか、なんでもいいので話してみましょう
  • 勉強会やカンファレンスで登壇してみる
    • 私は何年も前に、別のカンファレンスですが LT 登壇しました。意外と、覚えていただけているものです。話しかけた後の自己紹介にいいですよ
    • ちなみに、今回は「カサレアルさんって、クラウドネイティブのイベントで登壇されてましたよね」というお話もいただきました。自分自身でなくても、会社で登壇しているメンバーがいるだけでも会話しやすくなります。みなさんの会社でも、いろんな方面で登壇してみてはいかがでしょうか

気軽に話しかけてね

今回は(も)個人スポンサー出してました。こんな顔で、イベント公式サイトの Individual Sponsor に載ってます↓

(実はアイコンの提出依頼メールを見逃していたため、会場入口のバナーや公式アプリには載ってません。公式サイトについては、直前にもかかわらずご対応いただけました。ありがとうございます)

次回も個人スポンサー枠があれば、出してると思います。こんな顔を見つけたら、怖がらずに話しかけてやってください。

また次の try! Swift Tokyo でお会いしましょう。


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