いらすとやの糸玉の画像

この頃都に流行るもの

一次元のものを二次元ないしは三次元に積分するタイプの手芸が好きな山崎です。
つまりは、糸や紐をメインの素材として、飾りや衣服、ぬいぐるみ等を作るのを、幼少期から趣味にしています。
とはいえ飽きっぽいので、作るものは小物ばかりではありますが。

最近、どうやら編み物が流行っているそうで、100均などの店頭では毛糸が消えているとかいないとか。
なぜ伝聞形式化というと、家にはすでに罪庫とも呼ばれるほどに毛糸を含めた資材で溢れていて、可能な限り、それが増えるような場所を避けているからです。
なお、この罪庫の半分は祖母や母が貯めたもので、もう半分は幼少期から貯めたものなので、罪も半分としておきたいところです。

編み物とは

編み物というと、まず浮かぶのは恐らく棒状の編み針をを二本使った棒針編みではないかと思います。セーターやマフラーなど、伸縮性のある編地を得意にしています。
私が最初に棒張りで作ったのはマフラーになれなかった鍋敷きです。
表目、裏目の二つの編み方を基本にしていて、これを交互に編むと伸縮性のある編地が出来上がります。
鉤張りに比べて同じ面積を編むのに使う毛糸の量が少なく、糸目が常に針にかかっているので、慣れると薄暗くても編めるので、冬の夜更かしにはもってこいです。

次に代表的なのがクロッシェとも呼ばれる鈎針編みです。細い糸で編めばレースも編める技法です。
幼稚園の頃にあやとりの紐を強請ったら、鈎針と毛糸を渡されたのが私の出会いです。
ほとんどは鎖編と目の拾い方を覚えたらほとんどの編み方に対応できますが、目が詰まっていて重い代わりに温かく、伸縮性には乏しい編地がほとんどです。
モチーフと呼ばれるパーツを編んでつなげたり、円形に編んだりと、棒針より形が自由に作りやすいのが特徴です。
棒針と違い、糸目を編んだところから拾う必要があるので、ながら作業にはやや不向きとなります。

編み物のいいところ

特に棒針ですが、慣れてくると手元だけでどうにかなるので、ながら作業ができることが一つの魅力です。
また、電力が要らず、毛糸と針があればできるので、持ち運ぶのも楽です。
そしてなんといっても、編み物は可逆性のあって素晴らしいです!
布を使った手芸は、切った瞬間に後戻りができなくなります。パーツの取り方、向き、左右を間違えると、また同じだけの布を手に入れる必要があります。
二度と手に入らない布の場合、もうどうしようもありません。一度切った布を元に戻すことはできないのです。
ですが、編み物はどうでしょう。
針を抜いて糸をぴーっと引っ張ればまた毛糸に戻ります。
失敗したらそこまで、途中で飽きたり気に食わなくなれば最初まで。ほどいてしまえばまた利用することができるのです。
私は編むのが楽しいだけなので、適当に編んで、またほどく、という遊びをすることもあります。

もし編み物を始めるなら

糸と針さえあれば始められる編み物ですが、道具はぜひ100均ではなく手芸店で買うのが最大のお勧めす。
安い毛糸にもそれなりに悪点はあるのですが、特に道具は使いやすさ、心地が段違いです。
道具の良し悪しは出来にも影響しますし、なにより楽しさに関わります。
手芸店で扱っているものであれば、安くともそこまで品質は悪くありません。
欲を言えばCloverやハマナカなどの大手製の道具であればばっちりです。
針の素材は、金属製・竹製とありますが、ここは好みで問題ない部分です。
寒い冬に編むことが多いので、冷たくない竹製のものが好きですが、金属製の方がつるつるしていて好き、という人もいます。

糸は色の好みもありますし、安いと糸の撚りが甘く割れやすいなどはありますが、気に入った糸であればまだ比較的どうにかなります。
ただ、目的に合わせた材質選びいだけは気を付けたいです。
ティーコジーや鍋敷き、コースターを編むのであれば、防水性があり耐熱性のあるウールが絶対。
特に鍋敷きを化繊で編むと溶けて大変なことになります。
防寒を目的にするのであれば、ウールやアルパカ、アンゴラなどの暖かさが魅力です。
最近はやりの、ニッタオルを編むのであれば、吸水性に優れた綿や麻などのサマーニット向けの糸がいいと思います。
また、段染めなど混色の糸を選ぶと、デザイン要らずでいい感じに仕上がります。

棒針で最初に編むならマフラー、と言いたいところですが、実際にあの長さを初心者が編むのは気が遠くなると思います。
毛糸の太さにもよりますが、一段編んでようやく1cmあるかないかです。
かといって、筒を編むだけのアームウォーマーやレッグウォーマーは二つ編まないと完成しません。
ニッタオルやコースターなどの小さいものから始めるのがおすすめです。
もう少しやりがいが欲しい方は、帽子も簡単に編むことができるのでお勧めです。
(お勧めの帽子の編み図:https://orochiknit.com/patterns/mimipita/ 子供向けですが糸の太さを変えると大人でもかぶれます)

鈎針の場合は、モチーフを編むのが一番練習になるかなと思います。
アクリル毛糸で編めば、モチーフ一つ編むだけでアクリルたわしになります。
モチーフにはいろいろな編み方が必要になりますし、手のひら程度のサイズなので程よく達成感が得られます。

とはいえ、これが編みたい!と思うものがあるのであれば、何より気持ちが一番です。

お勧めの本などなど

基礎的な編み方は、本で見るよりも動画で見る方が簡単です。
Youtubeなどで検索すると、いろいろなものが出てきます。
特に、100均の材料で作る、と題されたものは初心者向けのものが多いように思います。

編み物の本は今も昔もたくさんありますが、近ごろはネット上で編み図やパターンを扱っていることも増えてきました。
無償のものも有償のものもありますが、編み図という形で公開されているのは日本だけなのでご注意ください。
ヨーロッパ等国外では、編み図はなく、文字で編み方を表記しています。(作り目Xして表2目裏2目繰り返す、3段まで など)
パターンの読み方などを解説しているページもありますが、編み図になれると結構苦戦します。

棒針編みを始めるにあたってこちらの個人サイトがとてもお勧めです。
更新は2003年で止まってしまっていますが基礎がしっかり学べるいいサイトです。
http://tata-tatao.to/

そのほか、Cloverやハマナカの運営するサイトが安心です。
https://clover.co.jp/hand
https://www.amuuse.jp/index.html

手芸の本はすぐに絶版になるので、まだ手に入るお勧めの本をPUしました。

中級者以上にお勧めなのはこちらの本
裏も楽しい手編みのマフラー:マフラーの本ではありますが、応用すればショールやブランケットも編めます。
模様編みにチャレンジしたことのある人向けですが、本当に、裏も表も楽しいです。
https://bookmeter.com/books/656124

基礎から応用まで、いろいろと参考になるご本
https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255013619/

以上、作りかけの編み物が少なくとも3つある山崎でした。


--------------------------
システム開発のご要望・ご相談はこちらから

Windowsの.bat(.cmd)ファイル実行時に動的に環境変数を変更する方法

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

コメント ※

名前 ※

メール ※

サイト