
「AIと共に作る」時代へ|生成AI活用セミナーレポート
先日、弊社では生成AI活用をテーマとしたセミナーを開催しました。
https://www.casareal.co.jp/eventseminar/lineup/119
今回のセミナーは、生成AIにこれまで触れたことのない方や、少し使ったことはあるものの本格的に活用できていない方、そしてこれから触れてみたいと考えている方を対象とした“入門セミナー”として実施しました。
技術者向けに深く掘り下げるというよりも、
- 生成AIとはそもそも何なのか
- どのように業務へ活かせるのか
- どのような姿勢で向き合うべきか
といった「最初の一歩」を大切にした内容です。
当日は、教育機関のご担当者様、自社での活用を検討されている企業様、顧客提案を見据えたSIerの方など、約40名の方にご参加いただき、生成AIへの関心の高さを改めて実感する機会となりました。
そもそも生成AIとは何なのか
セミナーではまず、「そもそも生成AIとは何か?」という基本から説明がありました。
生成AIは、膨大な学習データをもとに新しいコンテンツを生み出す技術で、従来の「予測」や「分類」を中心としたAIとは異なり、文章や画像、音楽などを生成できるのが特徴です。
大規模言語モデル(LLM)や深層学習といった技術がベースになっている、という点も改めて整理して紹介されました。
個人的には、もともとなんとなく理解していた部分ではありましたが、あらためて体系的に聞くことで理解が整理でき、とても良い機会になりました。
特に、生成AIにあまり触れてこなかった方にとっては、かなり分かりやすい説明だったのではないかと思います。
開発に関わるAIツールの現在地:多様なツールの紹介と特性の理解
印象的だったのは、生成AIサービスの幅広さです。
IT企業に所属していると、
- AIエージェント型IDE
- コード生成系AI
などに目が行きがちですが、今回のセミナーではそれだけでなく、
- 画像生成
- 音楽生成
- 知識整理、分析
など、さまざまなジャンルの生成AIサービスが紹介されました。
「こんなことまでできるの?」という具体例も示してくれたため、単なるツール紹介ではなく、実際の活用イメージが持てたのがとても良かったです。
AIは開発にどのくらい使える?開発における活用方法と注意点
■ 生成AIに向き合うからこそ求められる力
生成AIは便利なツールですが、責任を取ってくれる存在ではありません。
だからこそ重要になるのが、生成AIに対する姿勢です。
- 要件をどれだけ明確に言語化できるか
- 出力結果が正しいかどうかを判断できるか
- ロジックの妥当性を検証できるか
- 適切にレビューし、修正できるか
これらはすべて、人間側の思考力や基礎力に依存します。
生成AIがあるから楽になる、というよりも、
生成AIを活かすために人間の力がより問われる時代になっている
そう感じさせられる内容でした。
■ 知っておくべきリスク
生成AIは便利ですが、リスクもあります。
- 情報漏洩のリスク
- 機密情報の送信
- 学習データとして利用される可能性
- ハルシネーション(誤情報生成)
これらの内容についても、セミナーの中で丁寧に解説がありました。
特に印象的だったのは、「便利さ」だけに目を向けるのではなく、リスクを理解したうえで活用することの重要性を強く伝えていた点です。
業務利用を前提とするのであれば、
ただ使うのではなく、どのようなリスクがあるのかを把握し、責任を持って運用する姿勢が不可欠です。
この視点は、生成AIを扱ううえで非常に重要なポイントだと感じました。
【デモ】研修「AIと共に作るWebアプリケーション」から抜粋
セミナーでは、弊社で提供している「AIと共に作るWebアプリケーション」という研修の一部を、約5分にまとめ紹介しました。
実際にフロントエンドコードをAIがどのように修正するのかを見ることができ、誤った実装箇所の指摘や修正提案まで行う様子はとても印象的でした。
単なるコード生成ではなく、開発パートナーとしてAIを活用するイメージが具体的に湧く内容でした。
短いデモでしたが、実務での活用を強く想像させるものでした。
実際にどのような内容の研修なのか、より具体的に知りたい方は、以下のブログ記事に社内で実施したプレ開催の詳細がまとめられていますので、ぜひ参考にしてみてください。
https://bsblog.casareal.co.jp/archives/13934
まとめ
生成AIは、間違いなくこれからの開発現場に欠かせない存在になっていくと感じました。
ただし重要なのは、
- 盲信しないこと
- 丸投げしないこと
- 正しく理解すること
- リスクを把握し、責任を持って活用すること
生成AIは魔法ではありません。
しかし、適切な姿勢と基礎力があれば、非常に強力なパートナーになります。
これからの開発は、「AIに任せる」ではなく、
“AIと共に作る”時代なのだと強く実感したセミナーでした。