避難訓練イベントポスター

避難訓練コンサートに行ってきました

こんにちは、見に行きたい演目が好きでない劇場で掛かると、つい観劇をためらってしまう山崎です。

先日、避難訓練コンサートに参加する機会がありましたので、簡単にレポートをしていこうと思います。
開催を知ったのはXのポストでしたが、その時点ではチケットがまだあるようだったので、日程に問題がないことを確認してすぐにチケットを確保しました。
場所は、池袋西口すぐにある東京芸術劇場。
地下で駅と直結していてアクセスも良く、見やすい座席と程よいサイズの舞台で、お気に入りの劇場の一つです。
2つの小ホール、プレイハウス(中ホール)、コンサートホールと複数の会場が縦に積み重なった構造になっています。
今回は、パイプオルガンのコンサートということで、会場は一番上のコンサートホールです。
パイプオルガンがあり、オーケストラコンサートやオペラが上演できる、東京芸術劇場内で一番大きなホールです。

避難訓練コンサートとは

今回参加したイベントの詳細はこちら [東京芸術劇場避難訓練コンサート]
去年の9月に設備更新のため一時閉館となった劇場の、リオープンに先立って、避難訓練が企画されたということです。
5~9階にあるコンサートホールでのコンサート中に一度避難、そのご戻ってコンサートが再開されるそう。
動きやすい服装で、と記載があるので、今回は運営側の段取りの確認をメインとした避難訓練のようです。
コンサートの予定時間は10:30~12:10で、終演は前後する可能性があるとのこと。
訓練とはいえ何が起きるかはわからないので、当然といえば当然ですね。

というわけで当日

東京芸術劇場外観
当日は9:30ロビー会場でしたので、10時に会場と考えてその少し前に到着。
天気は曇り、連日の猛暑の中ではややましな気温です。
リオープン前なので、建物に入るときもチケットの提示が必要でしたが、問題なく入場しました。

アトリウムから仰望  コンサート会場遠景
この広い空間が素敵なのですが、ガラス張りなので真夏は暑いんですよね……
エスカレータを二本乗り継いで、コンサートホールへ。

バロックタイプオルガン
今回取れた座席は二階席の下手側です。
パイプオルガンよりはやや低いですが、奏者がしっかり見える高さです。
客席は2割くらいしか埋まっていませんでした。
避難訓練ということで、席数を限ったのかなと思います。
入場時に配られたしおりによれば、今回の避難訓練は、公演中に地震発生→安全確認中に火災を確認→1階まで階段で避難、という流れのようです。
開演時間になり、責任者の挨拶が終わるといよいよコンサートが始まりました。

いざ避難訓練

さて、てっきり演奏中にいきなり警報が鳴るのかと思っていましたが、パイプオルガンの荘厳な演奏が2曲終わったところで、謎の無音状態になりました。
(訓練後の講評で明かされましたが、鳴るはずの警報が鳴らず、裏方はバタバタとしていたようです)
客席がそわそわとした空気に包まれたころ、ようやくアナウンスがかかりました。
――千葉県沖で最大震度5弱の地震が発生し、豊島区でも震度5弱が観測されました。
アナウンス後、客席の各所でスタッフの方が立ち、プラカードを手に、客席に留まるよう指示が出ました。
が、スタッフの方が私の座る客席の後方からさらに上の座席に向かって声掛けを行っていたため、声が聴きとりづらく、座ったまま後ろを向かざるを得ない状況になりました。
客席によっては頭上にスピーカーがあるからか、頭部を守るような指示も出ているようでした。
建物は耐震で問題がないこと、津波の恐れはないこと、などもアナウンスされ、しばらくはこの状況が続きました。
5分ほど経ったころ、楽屋で火災が発生したとアナウンスされ、いよいよ避難開始です。
今回はあくまで訓練なので、手荷物は全部持っての避難になりました。
火災なので、体をかがめて、ハンカチやタオルで口を覆うように、とも指示されましたがやっている人はまばらでした。
私の場合は、口元にタオルを当てたものの、マスクもしているので何とも言えない心持になりました。
スタッフさん先導のもと、客席から出て、階段で下へ下へと降りていきます。
途中、一階席の方たちが合流して、一気に大人数になりました。
特に混乱もなく、粛々と7階から1階のアトリウムへと降りていきました。
ガラス張りの開けた場所なので、日陰へと案内されましたが、次々人がおりてくるので、奥へ奥へと詰めていくうちに日向へ出てしまいました。
そこで避難が完了し、確認が済むまで待機となります。
コンサートホール階から1階アトリウムを俯瞰    あ、暑い。
薄曇りとはいえ日差しがないわけではなく、アトリウム部分は冷房がなく、業務用に扇風機がいくつか回っていましたが、暑い。
これは、訓練とはいえあまり長時間になると熱中症になりそうだなと思いました。
開けたアトリウムで、担当の方が拡声器で案内をしていましたが、空間が広いからか、音がぼやけてあまり聞き取れず、周りの動きを見て状況を判断するような形になりました。
10分ほどでしょうか、安全確認完了とのことで、来たときと同じようにエスカレーターで会場へ戻りました。

モダンタイプオルガン
会場へ戻ると、パイプオルガンがモダンタイプへと変換されていました。
フォームチェンジは永遠の憧れ。
10分の休憩をはさみ、講評と演奏会の後半となりました。
11:50に全ての曲目が終わり、終演となりました。
予定より早かったので、比較的順調に訓練が済んだのかなと思いました。

参加してみて

今回はコンサート中とはいえ演奏中ではなく、そもそも訓練であることもわかっていたので、落ち着いて行動できたかなと思います。
また、客数も少ない状態だったので、大きな混乱もなく、楽に参加できたのかなと思います。
今回は事前に服装の指定もありましたが、実際の観劇等では、思い思いにドレスアップした方がいらっしゃると思います。
そういった、現実に即した避難訓練もあればなと思いました。
消防署の方の講評にもありましたが、開演前、終演後に被災する可能性もありますし、今後また別のパターンの避難訓練があるなら参加してみたいです。
私の場合は、観劇が多いので、実際に舞台で人が演じている最中に被災した場合、どのように避難していくのか興味があります。
劇場によって、避難のオペレーションはいろいろと差があるとは思いますが、今回、実地で避難訓練に参加できたのはよかったと思います。
9/1は防災の日です。
家の非常持出袋の確認と、避難場所の確認を今年も実施したいと思います。

東京芸術劇場リオープンがめでたい

東京芸術劇場ではリオープンを記念して、今週末9/6(土)にオープンデーが開催されます。
普段立ち入れない裏側や、無料のミニコンサートなどいろいろと企画があるようですので、ご興味あるようでしたら是非!
[東京芸術劇場オープンデー]

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