
Devin Meetup Tokyo 2025にていろいろ機能が紹介されていて刺激になりました
はじめに
Jetbrains AI AssistantやDevin、github copilotなど様々なAIを駆使して日々の作業をするのが日常化していますね。
今の現場でもDevinを活用しており、そんな折にDevin Meetup Tokyo 2025の開催を知りました。Youtubeで動画がアップされているので視聴して知見を広げたいと思い、自身の学習も含め内容をまとめようと思います。
少人数でも回る!DevinとPlaybookで支える運用改善
Knowledge、Playbookについて紹介されていました。
Knowledge
コーディング規約などをまとめておくところです。CAMさんでは、言語やライブラリ、DBも統一しているので、技術スタック、開発スタイルをKnowledgeとしてリポジトリ単位で設定しなくても、横断して参照してくれるのでよいところということでした。
Playbook
自然言語で手順書を書いて、Devinが手順書通りに作業してくれるための指示書みたいなもののようです。
PlaybookでもKnowledge参照してくれます。
!macro というように設定したショートワード入れると、PlaybookがDevinに渡されるとのことです。
大規模バージョンアップの効率化
Playbook の活用例を紹介されていました。CAMさんでは、40以上の Node.js のリポジトリがあるようです。そのリポジトリをすべてバージョンアップする作業でこの Playbook を活用したそうです。
- Dockerfie で Node.js のバージョン指定しているところを、ユーザが指示したバージョンにバージョンアップする
- Devin のセッション内で実際にバージョンアップ作業を行う
- バージョンアップ後に、ユニットテストを実行する
- ユニットテストが、ちゃんとうまく動くかを動作確認する
という流れを Playbook として定義しているようですね。
Devinへの依頼は、Slackで、設定したバージョンアップ用のPlaybookショートワードとNode.jsのバージョンを指定して作業依頼するのみ。
@Devin
!<Playbookショートワード>
22.18-alpineにして
実際にどう Playbook として書いているかまでみたかったですね。
あと、ACUどのくらい消費したかも知りたかったなと。
Node.js は2年毎にバージョンアップ作業が必要なので、Playbook として定義して作業簡略化できるのは魅力的です。
コンテキストを制する者はDevinを制す
Ask DevinとDevin spaces の紹介されていました。
Ask Devin:質問駆動
コードの詳細確認、実装方法の相談、エラー原因調査、機能追加のプランニングなどをDevinと相談しながら進めることができます。
流れとしては、
- まず実装状況をきく、関連ファイルとかを事前に明らかにしておき、作業のプランニングをDevinにしてもらう
- Devin へタスク作業を依頼する
このようにすることで、Devin 自身にプロンプトを作らせる形だそうです。
その結果
- DevinのPR作成までが速くなる
- DevinのPRの質も向上
がのぞめるそうです。
Devin Spaces:タスク駆動
Linearなどでイシュー作成してDevinへ作業依頼すると、Devin Spacesというところで、事前に調査して作業プランニングを行ってくれます。
そのプランニングから実際のタスク開始することができます。
Linearでイシュー作成し、Labelに「devin」を設定するのみです。
そうするとDevinがこのイシューから作業プランニングをしてくれます。
この情報は、Devin Spaces で参照でき、ここからプランニングを修正依頼したり調整できます。プランニング調整して、実際にDevinへタスク依頼する流れになります。
マスコットのカワウソ(かな?)かわいいですね。
ちなみに、Ask Devin、Devin spacesはまだβ版のようです。
なので、現状はACU消費しないとのことでした。
おわりに
Playbook機能でのバージョンアップの簡略化や、Ask Devin、Devin SpacesでのDevini自身にプロンプト作らせて、プランニングしていくやり方が参考になりました。
実際の現場でも試していきたいと思います!
Meetupや勉強会は、こういった知見を広げられるので最高ですよね!