
IntelliJにAIの力を──JetBrains AI Assistantを使ってみた
IntelliJにAIの力を──JetBrains AI Assistantを使ってみた
AIがコードを書く時代。近年、開発支援ツールにもAIの波が押し寄せる中、JetBrainsからも公式のAIアシスタント「JetBrains AI Assistant」が登場しました。
今回は、日頃からIntelliJ IDEAを使っている私が、実際にJetBrains AI Assistantを使用してみた感想と機能紹介をお届けします。
JetBrains AI Assistantとは?
JetBrains AI Assistantは、IntelliJ IDEAやPHPStormなどJetBrains製IDEに組み込めるAIアシスタントです。大規模言語モデル(LLM)を活用して、コードの解説・補完・ドキュメント生成など、さまざまな開発支援を行ってくれます。
実際に使える主な機能
🔍 コードの説明
不明瞭なコードを選択して右クリック →「AIアクション」より「コードの説明」を選ぶと、AIが自然言語でコードの内容を解説してくれます。複雑な処理や他人のコードの理解に役立ちます。
📚 ドキュメント生成
関数やクラスの上にカーソルを置いて右クリック →「AIアクション」より「ドキュメントの追加」を実行すると、KDocやJavadocなどで説明コメントを自動生成してくれます。
🧪 テストコード生成
関数に対して右クリック →「AIアクション」より「ユニットテストの生成」を選択すると、AIがユニットテストコードの雛形を生成してくれます。
🛠 エラーの解説と修正提案
エラーメッセージやスタックトレースをAIが分析し、エラーの意味や修正のヒントを提示してくれます。
💬 AIチャット
専用チャットタブでAIと自然言語でやり取りできます。コードの質問、設計方針の相談など幅広く活用可能です。
使用して感じたメリット
- 操作が直感的でIDEに溶け込んでいる:右クリックやショートカットからすぐに使えます。
- 生成結果が実用的:ドキュメントやテストの出力は、すぐに使えるレベル。
- 日本語にも対応:完全ではないものの、十分に実用性のある品質です。
注意点
- すべての提案が正しいとは限らない:AIの出力は必ず確認・レビューしましょう。
- セキュリティとプライバシー:社内コードや機密情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
まとめ
JetBrains AI Assistantは、日々のコーディングやレビュー、テスト作成といった開発作業を強力にサポートしてくれる頼もしいツールです。
特にIntelliJユーザーにとっては、既存の環境と自然に統合されており、ストレスなく導入できます。
「AIと一緒にコードを書く」未来を、ぜひ体験してみてください。