AWSのElastiCacheの利用手順です。
直近のプロジェクトでは、EC2が2台構成になっているシステムで、アプリケーションのセッション管理にElastiCacheを利用しました。
ElastiCacheではMemcachedとRedisのどちらかを選択できます。
今回はRedisで構築します。
手順
- AWSのElastiCacheコンソールからRedisをクリックします。
- 作成ボタンをクリックします。
- クラスターの作成を行います。
- クラスターエンジン:Redis
- クラスターモード:必要に応じてチェックを入れます。
(今回はクラスターモードを有効にします。)
- Redisの設定を行います。
- 名前:AWSで管理する名称を設定します。
- 説明:クラスターの説明文を入力します。
- エンジンのバージョンの互換性:Redisのバージョンを選択します。
- ポート:Redisのポート番号を指定します。
- パラメータグループ:cluster.onが付いているものを選択します。
- ノードのタイプ:使用するタイプを選択します。
- シャード数:ノードをまとめるグループの数を指定します。
- シャードあたりのレプリカ:1シャードあたりのレプリカの数を指定します。
- サブネットグループ:サブネットグループを指定します。
- Redisの詳細設定を行います。
- 自動フェイルオーバーを備えたマルチ AZ:必要に応じてチェックを入れます。
(今回はマルチAZを有効にします。)
- スロットおよびキースペース:分散方法を指定します。
- アベイラビリティーゾーン:ノード単位でアベイラビリティゾーンを指定します。
(今回は特に指定をしません。)
- セキュリティとクラスターへのデータのインポートの設定を行います。
- セキュリティグループ:任意のセキュリティグループを指定します。
- 保存時の暗号化:必要に応じてチェックを入れます。
(今回は暗号化を無効にします。)
- 送信中の暗号化:必要に応じてチェックを入れます。
(今回は暗号化を無効にします。)
- シードする RDB ファイルの S3 の場所:データの復元等を行う場合に指定します。
- 最後にバックアップとメンテナンスの設定を行い、作成ボタンをクリックします。
- 自動バックアップの有効化:必要に応じてチェックを入れます。
(今回はバックアップを有効にします。)
- バックアップの保持期間:取得したバックアップの保持期間を指定します。
- バックアップウィンドウ:バックアップを行う時間帯を指定します。
- メンテナンスウィンドウ:Redisの設定を変更した際の、反映日時を指定します。
- SNS 通知のトピック:任意でSNSで設定したトピックを選択します。
- 作成したクラスターのステータスがcreatingになるのでしばらく待ちます。
- ステータスがavailableになれば完了です。
アプリケーションは、クラスターのエンドポイントを使って接続することで利用できます。
Laravelのセッション管理をRedisに変更
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