
NW実務ほぼ未経験からCCNA資格を取得した話(試験対策紹介その1)
こんにちは。NWほぼ初心者のインフラエンジニアのおじさんです。
最近業務でNW機器に間接的に関わる機会が増えてきましたので、関われているうちに知識を深めておかないともったいないという思いが沸き、この度のNW系資格である「CCNA」を取得してきました。
初見時の感想「勉強範囲が広いし、未経験からは無理だなあ・・・」でしたが。。。
大丈夫です!準備をしっかりすることで合格できます!!
本記事では、これからCCNA資格にチャレンジされる方への参考として、今回私が行った試験対策を紹介したいと思います。
1記事にまとめるとボリュームが大きくなりますので、以下前後編の2回に分けて投稿します。
今回は前編となります。
(1)筆者とCCNAの基本的な情報共有(←今回はこちら)
(2)試験対策・学習方法の紹介
筆者について(資格取得前の状態)
主にインフラ領域をずっと触っている人。
オンプレ環境を触っていたが最近はクラウド(AWS)もデビュー。
NW領域はメインで関わってきたことは無く、専門的な知識はほぼ無に近い。
IPアドレスやDNS設定は調べつつ出来るが、概念はほぼ知らないと言っていい状態。
最近、間接的にNWに関わる機会が増えてきた。
CCNAとは
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、シスコシステムズが提供するネットワークエンジニア向けのエントリーレベルの資格です。ネットワークの基礎、LAN/WAN、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、ワイヤレス技術など、ITインフラの基本的な知識とスキルを証明する資格です。
資格費用
なんと・・・
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> 46,860円 (2025年7月時点)<
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上記は私の受験時の金額です。一般的な資格試験と比較してもべらぼうに高い印象ですね。。。
価格改定で徐々に値段が上がっており、恐らく今後も上がり続けるのではないかと思われます。
受験方法
ピアソンビューからオンラインで試験予約が可能です。
- Ciscoのサイトとピアソンビューの画面を経由するため、少し操作が混乱するかもしれません。
- 試験予約に時間がかかっても問題無いように、日時に余裕をもっての予約をオススメします。
出題内容
2025年9月時点では以下の内容と割合です。(引用元)
こちらの内容は変動があるかもしれませんので、引用元のページもあわせてご確認ください。
出題項目 | 出題割合 |
---|---|
1.0 ネットワークの基礎 | 20% |
2.0 ネットワークアクセス | 20% |
3.0 IP接続 | 25% |
4.0 IPサービス | 10% |
5.0 セキュリティの基礎 | 15% |
6.0 自動化とプログラミング可能性 | 10% |
- 合格ラインは公開されていませんが、正答率6割以上が合格ラインの目安と言われています。
- 1.0~3.0までで全体の65%になり、合格ラインに到達可能な割合となります。
- このため本資格では、1.0~3.0までの基礎の部分をしっかり固めてからトライすることが重要です。
出題形式
CCNA の試験は、コンピューターを使った CBT (Computer Based Testing) 方式で実施されマウス操作やキーボード入力で解答する形式です。
調べてみましたところ、主に以下の形式で出題されるようです。
ただし出題はランダムな可能性がありますので、この通りとなる保証はありません。
- 選択問題
- 問題文から適切な選択肢を選び回答する形式
- 筆者の場合はほとんどの問題はこちらの形式でした
- ドラッグ&ドロップ形式の問題
- マウス操作で画面上の図に適切な選択肢を当てはめていく形式
- 筆者の場合は出題されなかったと記憶してます
- シミュレーション問題
- お題を提示され、実際にコマンドを入力しお題を達成するもの
- 筆者の場合はルーティング関連の問題が出題されました
学習教材
以下を利用して学習に取り組みました。
- テキスト
シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集
いわゆる「白本」と呼ばれるテキストです。全800ページほどあり大ボリュームです。
最近、最新の試験内容に合わせた改訂版が発売されました。
私は4月から学習開始しましたので、改定前のテキストを利用しました。
- 問題集
Ping-t
web問題集です。CCNAについては特に手厚く、1000問程の問題やシミュレーション問題もカバーされています。
基本無料で、アカウント登録で1部の問題を解くことができます。有料プランに登録することですべての問題を利用可能です。
有料プランは月単位で登録が可能です。
- 学習環境
Cisco Packet Tracer
Cisco公式が提供するネットワークシミュレーションソフトウェアです。(無料で利用可能です)
ネットワーク構成、トラブルシューティング、プロトコルの動作をシミュレーションできます。
PCにソフトをインストールするだけでルータやスイッチのコマンド学習が可能です。
CCNAについての基本情報まとめ
- ネットワークエンジニア向けのエントリーレベルの資格に相当
- 受験費用は高め
- 試験はテストセンター内のPCで実施
- NW機器の実機が無くても学習可能
おわりに
CCNAは、受験価格が一般的な資格と比べてべらぼうに高いので、1度の受験で合格できるよう、
可能な範囲で学習費用は惜しまないことをオススメします。。。!
次回は具体的な試験対策と学習方法を紹介します!
ありがとうございました!