
初めて2歳児を連れて技術カンファレンスに行ってみた
タイトルのとおり、
子連れで技術カンファレンス(iOSDC Japan 2025)に行ってみた話を綴ります。同じように子連れ参加を考えてみてる方々向けの内容ですが、
ブースコンテンツやノベルティが実は子に巡っている、
というスポンサーから見てももしかしたら面白いかもしれないレポートです。
わたし
カサレアルの営業企画職。1児の母。
子
2歳。身体を動かすのが好き。人が好き。ステッカーが好き。
りんごジュースとアイスが好き。
きっかけ
3つあります。
- 1つめは、知り合いから「子供に大人が楽しんでる姿を見せるのは大事だよ」と聞いたこと
- 2つめは、スクフェス三河で子を連れてきている知り合いを実際に見たこと
- 3つめは、わたしが来月から長期休暇をいただくこと
わたしが持ってた固定観念
夫は週末も仕事のことが多いので、わたしと子のふたりの週末も同じ回数だけあります。移動、荷物、子の天真爛漫さ、自分の疲れとストレスなどを考えると、
遠出のカンファレンス参加はできない、
出展、登壇、参加の仕事は他の人にお任せして諦めるしかない、と思っていました。
そんななか、先日スクフェス三河で登壇があり、なぜかふと
「あれ、ホントに諦めなきゃいけないんだっけ?子と行ってみたらいいんじゃない?」
の実験精神が湧いてきました。なんでだったか不思議ですが、まずはこれが大きな一歩目でした。
未知の要素が少ないところでいざ!
スクフェス三河は未知の要素が多すぎて、結果として子連れ参加は見送りました。
- スクフェス三河に現地参加したことがない。子が飽きたら遊べるような会場?周辺は?
- 一緒に登壇する人以外、誰がいるのかわからない。わたしが登壇中はどうする?膝の上でおとなしくしていられなかったら?
- 自宅からそれなりに遠い。日帰り?前泊?後泊?
- 新幹線も外泊も子と2人きりではしたことがない。ひとりですべてを抱えきれる?
一方、今回この初実験を叶えられたiOSDCは、
勝手知ったる、まではいきませんが、子連れということ以外は勘がありました。
- 会場は去年から変わったけど、CNDW2024でスポンサーしたときの会場なので施設構造はわかる
- 会場がある国際展示場駅の周辺も広くて子が遊べる施設も飲食店もある
- 自宅からは乗り継ぎがあるけど乗車時間は短い
- わたし自身は去年から現地でスポンサー参加をしていて雰囲気を知っている
- Day0でブース対応もしたのでより具体的に今年の雰囲気を掴めている
- Day2もブース対応予定だけどDay1は非番(育児都合でむしろそうしてもらっていた)なので仕事はしなくてもよい
- 金土日と会場に行ってそのまま月曜日が始まるけどDay1の朝は意外と疲れてなかった
- スポンサーなので、同僚がたくさんいる。以前に社内イベントで子も会ったことがある
あとは、わたしにとって長期休暇に入る前の最後のカンファレンスだったことも
ダメ押しになりました。
これ逃したら次の機会がいつになるんだか…パンデミックや天災も起こりますし、来年どころか明日も無事にくるかはわからない。今でしょ☝️、なビビビがありました。
ということで、ケッコー、ケッコー、コケコッコー🐓
とは言ってもプチ不安だったこと
- 子連れはきっとわたしだけ。変な目で見られたらどうしよう
これのみ。が、iOSDCのチケットページに子の参加について言及されていたことが、
子連れは想定されている!と勇気になりました。
小学生までのお子様で、チケットをお持ちの保護者の方と常に一緒にいらっしゃる場合はチケット不要 & 飲食や企画系もすべてご参加頂いてかまいません。参加されるお子様については保護者の方のチケット発券時にお願いした同意事項と同等の同意を頂いているものとしますので、予めご了承ください。(参加資格, 撮影への同意, 感染症対策, 行動規範への同意, その他参加者にお願いするすべての内容)
悩んでも行ってみないとわかんないし、
何かあったら他のところ遊びに行けばいいではないか、とケロッとできてました。
当日の様子
結論から言うと、子もわたしもめちゃくちゃ楽しんだ〜子連れで来てよかった〜
国際展示場駅の会場に着いて、畳んだベビーカー引いて、
子と手をつないでエスカレーターで4階へ。昇ってくあいだや、自社のブースに歩いていくまで、まじまじ見られたりしましたが、
変な目ではまったくなく、温かい眼差しでした。自社のスポンサーブースに着くと同僚は「おおー!」と歓迎してくれて、
子には同僚を、同僚には子を紹介して、早速ブースをまわりました。
ブースの人たちが優しくて泣けた
大人のわたしがまわっていくのと、子を連れてだとまた違った気付きがありました。ガチャ、じゃんけんといったコンテンツは子供ウケが最強です。いずれも、もっかいやりたい、と言って何度もおねだりされました。
そしてキャラもののステッカー。たくさんいただきました。ブースの方々は例外なくやさしく接してくれて、座って子と目線を合わせて話してくれたり、タッチしてくれたり、本当にありがたかったです。普段、信号待ちで通るバスの運転手さんが手を振ってくれるだけで
1日ハッピーになれるわたしは、感動で泣きそうでした。
マジでありがとうな会社さんたち
MEDLEYさん
ノベルティの絆創膏、たくさんいただけました。怪我してないのにムダに絆創膏貼りたがるのと、
白いのがカッコいいようで気に入っていたので、貼ってあげられる在庫が増えて嬉しいです。
LINE Digital Frontierさん
物理ガチャは魅力的です。
1回目のガチャではノートをいただきました。ステッカー大好きなので、各社からいただいたものを自社のブース裏や
もくもく部屋で早速貼ったり、お絵描きするのに使わせていただきました。2回目のガチャではなんと大当たりを出してしまったらしく、
ウインドブレーカーいただきました。当の本人はガチャを回すのが目的なのでキョトンとしてました。ありがたく夫へのお土産とさせていただきました。
STORESさん
スマホで商品注文する体験をさせていただきました。お買い物ごっこがリアルになって、良い経験になりました。商品はホントにいただけるので、抹茶羊羹いただきました。
ちなみにSTORESさんの猫と羊羹は
わたしがいつも子へのお土産にしていて大好きだったので、
「ほら、あの猫だよ!」とか、「こないだも食べたやつだよ!」と言って
紹介できたのが母としては嬉しかったです。
ZOZOさんの猫、dipさんのネズミ、LINEヤフーさんのクマやウサギも大好きで、
ステッカー遠慮なくいただきました。
KINTOテクノロジーズさん
生成AIのお姉さんとジャンケンするコンテンツだったのと、
勝てばトミカがもらえるのでダブルで子供ウケ最高です。1回目は負けて、めぐりズムをいただきました。
子は、「これなぁに?」と不思議そうでした。2回目は見事勝って、トミカのレクサスをいただきました。とっても喜んで、いそいそと開封して、同僚に見せびらかしたり、
お菓子エリアの広いスペースで走らせて遊んでいました。
kubellさん
わたしがアンケートに答えてストレスボールをいただきました。ボール大好きなので、廊下で投げまくってました。
HONDAさん
今回、一番お世話になりました。なんてったって、大人が乗ってもイカつくてかっこいいバイクが展示されてて
乗れるのですから!バイク乗りたいと何回もせがまれ、断りながらも3回は行きました。ハンドルやスイッチやキーやウインカーなど、あらゆるところが全部楽しい年頃です。何度も行くうえに長居してしまい、ブースの方にすみませんと言うと、
「未来のファンを作ってますから😇✨」
とあたたかい言葉をかけていただきました。もうファンです。全然ファンです。わたしも自分の手帳にステッカー貼りました!
ビンゴの抽選
ということで、たくさんブースをまわって、たくさんスタンプをいただき、
ビンゴを量産しました。ぐるぐるジャラジャラ回して球が出てきて、
アタリが出たらベルを振ってくれるようなタイプの抽選をやりました。ハズレ、ハズレ、ハズレ、やっと当たった赤い球で缶バッジをいただきました。子のリュックに付けてあげました。
お菓子
くじ引きボックスでお菓子を引くのを気に入り、
「これで最後ね?!もう食べ過ぎだよ!?」と言わなきゃいけないほどやっていました。ストーンチョコやグミなど楽しみました。ごちそうさまでした。
オトモダチもできた
子連れはきっとわたしだけ
は実際はそんなことなく、1歳の子、2歳の子、赤ちゃんの3人は見ました。2歳の子は一緒のタイミングでお菓子エリアに居合わせたので、少しお話もできました。子は、自分の分とその子の分のグミを取ってきて渡していました。その後も「xxちゃん、どこだろう?」と言って探したりしていました。
爆睡で1日終了
子をベビーカーに乗せて会場を後にし、
最寄り駅まで数分歩いてホームに着いた頃にはもう寝てました。いつもは短くて40分、長くて2時間昼寝しますが、帰宅してもまだ寝ていて、
ふにふに泣いたのでベビーカーから抱き上げてトントンしたらさらに寝続け、
結局3時間後に起きました。わたしも電車やバス、家で一緒に寝てました。育児は休憩ゼロなので、ブースに立って対応してるより疲れましたね。ご飯食べて横になったら朝でした。翌朝は抱っこやベビーカーを運んだ影響か、左腕が筋肉痛になってました。
まとめ
- 大人も楽しいカンファレンスは子にも楽しい
- 未知の要素が少ないカンファレンスから初めてよかった
- 自分たちのブースコンテンツ、ノベルティも、その人じゃなくてその人の子に渡ってることもきっとたくさんあると気付いた
- スポンサーさんへのファン度、運営者の方々への感謝がめちゃくちゃ上がった
そして、
子供に大人が楽しんでる姿を見せるのは大事だよ
これを見せられていたらいいなと思います。自宅でオンライン会議しててもきゃっきゃするので、
リアルな場所で「おかあさんのしごとたのしい😆」って思ってくれてたら嬉しいです。
「またGoogleMeetで会おうね!」って言ってくれたり、
手をつないで一緒にまわってくれたり、
できたての名刺の記念すべき1枚目を子にくれた同僚にも感謝です。
ありがとうございました!