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アジャイルな開発プロジェクト体験会を開催しました
みなさん、こんにちは。営業部の竹葉です。
カサレアルが最近注力し始めている”アジャイル”の分野について、
昨年に新たに『体験!アジャイルな開発プロジェクト』として研修コースをリリースしました。
今日はその体験会を開催したレポートを、中の人の話としてお届けします。
なお、参加者の方々からいただいた具体的なフィードバックなど、
公開できない情報は割愛しておりますのでご容赦ください。
『体験!アジャイルな開発プロジェクト』とは
まずは簡単に概要をご紹介します(コース概要ページより転記):
本コースは、アジャイルやスクラムの考え方や取り組み姿勢を体感しながら理解することを目的としています。
アジャイルとスクラムの基本についてお伝えした上で、参加者同士のチームでワークを通じてスクラムでの開発の流れを体験します。
本コースはスクラムの詳細な情報をお伝えするものではなく、スクラムチームへ開発者(メンバー)として参画するにあたって全体像を把握し、アジャイルなプロジェクトでの働き方を体験する内容となっています。
以前から、カサレアルでプログラミングの研修を提供しているお客様からは
- アジャイルの案件が多いので新人研修で教えておいてほしい。
- 現場ではそんな機会はないけど、アジャイルについては知っておきたい。
- プロジェクトマネジメントの手法としてアジャイルを学びたい。
- ITトレンドとしてアジャイルに触れてほしい。
- 資格取得は不要だが、スクラムマスターを育てる研修はないか。
- スクラムを活用したPoCの支援をしてくれないか。
といった声が上がっており、需要の高まりを受け、遂にコース開発をするに至りました。
認定資格の取得を目指すものではなく、
アジャイルってどんなもの?を知りたい人が体験を通して学べるコースになっています。
また、このコース単独で学習するより、
アプリ開発の基礎を習得 → スクラムでチーム開発演習
といった流れで使うのがオススメではあります。
(実は、個社向けの研修ではすでに実績多数です)
体験!『体験!アジャイルな開発プロジェクト』
さて、カサレアル初の試みで、体験!の体験!をしてみることにしました(理由は後述)。
体験会は招待制とし、人数も12名に限定しました。2チームができる想定です。
また、本来のコースは1日間(9:30〜17:00)のところ、
体験会は半日間(13:00〜16:30)の短縮版で実施しました。
本来のコースカリキュラムから一部を抜粋し、さらに各パートの時間もやや圧縮しています。
【本来のコースカリキュラム】
■ アジャイルな開発とは
□ アジャイル
□ アジャイルソフトウェア開発宣言
□ スクラム
■ スクラム入門
□ スクラムとは
□ スクラムガイド
□ スクラム概要
□ スクラムの進め方
□ スクラムの基本要素
■ 演習:チームビルディング
□ チームビルディング演習
■ 演習:スクラム体験
□ スクラム体験演習
■ ふりかえりと学びの共有
□ ふりかえり
□ 学びの共有
【体験会のアジェンダ】
■ オープニング
■ アジャイルとスクラムの簡単な説明□ アジャイルな開発とは
□ スクラム入門
■ 演習:チームビルディング■ 演習:スクラム体験
□ ワーク(スプリント×2回)
■ クロージング
ご招待したのは兼ねてからカサレアルとお付き合いがあり、
アジャイル・スクラムに関心のあるお客様が中心です。
アジャイルをよく実践している方、プロダクトオーナーの方、
ファシリテーションのプロの方、アジャイルはまったく初めてという方、
開発には携わったことがない方、などなど、
さまざまな方に集まっていただきました。
体験会を開くに至った経緯
ここからはなぜ体験会を開くに至ったのかをご紹介します。
理由①
通常、新規コースリリース時には、必ず社内でプレ開催してレビューします。
(ウワサによるとこの社内プレ開催が最も厳しいとのことで、
同僚である講師の辛口好評を乗り越えたら本番はもう恐くないらしいです)
本コースも漏れなく社内プレ開催を終えたのですが、
「肝である 演習:スクラム体験(スプリント x 2回)、知らない人同士だとどうなる?」
というのが未知すぎたので、体験会を開催することにしました。
理由②
世の中にもたくさんのアジャイルに関する研修、セミナー、書籍があるなか、
この記事の冒頭に
最近注力し始めている”アジャイル”の分野について、
と書いたとおり、
弊社、アジャイルの研修コースについては新参者です。
認定資格の取得を目指したものではないものの、
以下の学習目標を達成できるような内容になっているか、
有識者の方から意見を得たいと思いました。
【学習目標】
- アジャイルの概念を説明できるようになっているか?
- スクラムの要素を説明できるようになっているか?
- スクラムにおける開発者としての行動を理解できているか?
理由③
カサレアル = 技術研修の会社 という認知はそれなりに高いと自負していますが、
アジャイルにも力を入れ始めたことは知られておりません。
体験会を開くことにした理由②にも関連しますが、
有識者として研修担当者の方、人事部門の方もお呼びして感触を得ていただき、
自社への展開を検討いただくこともマーケティングの狙いとしてはありました。
いよいよ体験会開催!ワークの様子
さて、長い前置きから一気に飛びますが、無事に体験会の開催を終えました。
本来のコースでも体験会でも「ワーク(スプリント×2回)」が目玉となっており、
ここでアジャイルの概念、スクラムの要素、開発者としての行動を
体感できるようになっているかが気になるところでした。
このワークでの体験がコースの印象を左右するといっても過言ではないため、
かなりドキドキしながら様子を見守りました。
6人 x 2チームのメンバー構成は弊社で指定して組みましたが、
期せずして経験者が多いチーム、初学者が多いチームに分かれ、
それぞれ想像以上におもしろい動きが見られました(想定外なのが想定内)。
詳しいワークの内容はここではお見せできませんが、
両チームとも計画して、作ってみて、見せて、フィードバックを受けて、
ふりかえって、次を考えて、といった流れを実践していましたし、
価値が高い要件とは?そもそも価値とは?といったところにも真剣に向き合っていました。
いただいたフィードバック
体験会と謳った評価受講のかたちだったため、どの方からも非常に建設的なご意見をいただけました。
全体的な流れ、各パートの所用時間、ワークのネタ、講師のサポート度合い、コンテンツのメリハリ、・・・
ここがよかった、ここが難しかった、こうするとよいのでは、といったことを
さまざまな観点でフィードバックいただけました。
また、参加者の方々から出てくる質問や、ワークでの様子を見ていて
ハッとさせられることも多く、講師ともその場でドシドシふりかえりをしていました。
実際にやってみるの大事。
めちゃくちゃカサレアル目線ですが、体験会を開催してよかったです。
本番前にコースの体験会を開くこと自体が新しい試みで、
プレ開催や、机上の計画ではわからないこともたくさんありました。
ご参加いただいたみなさんには貴重なお時間をいただき、
こんなに丁寧なフィードバックをいただけて本当に感謝しております。
このコースの体験会は現時点では予定されておりませんが、
また開催したり、別のコースも体験会してみてもいいかもな、と思ったりします。
気になった方、是非Webサイトで詳細ご確認ください!
https://www.casareal.co.jp/ls/service/openseminar/4006-online