新人研修でSvelteKitを使うと、新人の理解が早かった話

はじめに

フロントエンド研修を担当する中で、ここ数年「短期間でどこまで理解させられるか」という点に、講師として難しさを感じる場面が増えています。
フレームワーク自体は高機能になっていますが、その分、
  • 前提知識が多い
  • 「なぜそう書くのか」が見えにくい
  • 動いてはいるが理解が追いつかない
といった状態のまま研修が進んでしまうケースも少なくありません。
そのような状況の中で、SvelteKitを題材に研修を実施した際、これまでとは少し異なる受講者の反応や進み方が見られました。
本記事では、講師として現場で感じた気づきを共有いたします。

昨今のフレームワーク学習が難しい理由

近年のフロントエンドフレームワークは非常に高機能です。その一方で、学習の難易度も高い傾向があります。
  • 記法や独自概念の理解に時間がかかる
  • 「なぜそう書くのか」が腹落ちしないまま進んでしまう
結果として、短期間の研修では、「使い方は覚えたが、仕組みは理解していない」という状態になりやすい傾向があります。
これは受講者の能力の問題というよりも、確保可能な研修期間に対して学習対象が高度化している、という構造的な課題だと感じています。

研修中に感じた受講者の理解の特徴

SvelteKitを題材とした研修を実施した時に印象的だったのは、「今触っているファイルのどの部分が画面にどんな影響を及ぼしているか」を受講者自身が把握できている場面が多かったことです。
たとえば、
  • この変数の値を変えると、この画面表示が変わる
  • この処理は、この画面から呼び出されている
といった関係性を、比較的早い段階で言語化できる受講者が見られました。
単に実装スピードが速いという話ではなく、理解の立ち上がりが明らかに早いという点が、これまでとの違いとして感じられました。

 

SvelteKitの特徴と研修との相性

SvelteKitは、直感的でシンプルな構文を採用しています。
そのため、
  • 記述量が少ない
  • コードと画面の対応関係が追いやすい
  • 構造理解に時間を使いやすい
といった特徴があります。
フレームワーク固有の作法に時間を取られすぎず、 「なぜそうなるのか」という理解に重点を置きやすい点は、教育用途との相性の良さにつながっていると感じました。
SvelteKitについては、別の記事(https://bsblog.casareal.co.jp/archives/12729)で紹介しています。

SvelteKit理解後、他フレームワークへの参入はどうなるか

SvelteKitの学習を通して、受講者は次のような土台を身につけます。
  • Webアプリケーションの全体像
  • フロントエンドとバックエンドの役割分担
  • 状態管理の流れ
この基礎ができていると、他のフレームワークへ移行する際も、「概念の再学習」ではなく「記法の違いの理解」に集中できるようになります。
結果として、学習効率の向上が期待できます。

どんな新人研修に向いているか

SvelteKitでの研修は、次のようなケースに適しています。
  • 新人・未経験者研修として、基礎理解を重視したい
  • フロントエンドの全体像を整理して理解したい
  • 特定フレームワークの習得よりも、応用可能な土台を作りたい
将来的にSvelteKitを扱う予定がある場合はもちろん、フロントエンド技術の入り口として活用するケースにも適していると感じています。

まとめ

フロントエンド技術は年々高度化しています。 だからこそ研修では、
  • 何を教えるか
  • どの順序で理解させるか
  • どの題材を使うか
がこれまで以上に重要になります。
SvelteKitは、短期間でWebアプリケーションの構造理解に到達しやすい題材の1つです。

新人研修の設計を検討される際の参考になれば幸いです。

 

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