カサレアル Advent Calendar 2023の12/11の記事です。
はじめに
Cursor、最近いろいろなところでも話題になっているので耳にした人も多いはず！
Cursorとは、AIファーストのコードエディタで、AIに質問、コード生成などができるのが特徴です。
Visual Studio Code（VSCode）をフォークして作られているので、見た目はまんまVSCodeですね。今回は、このCursorを使ってAIペアプロしてみようと思います。
環境：Windows 11
Cursor：Free版
Cursorを使ってみよう！
Command K機能
「Ctrl + K」で表示された画面に指示を入力すると、その指示をもとにコードを作成してくれます。
お試しで、Pythonでじゃんけんゲームをつくってもらいましょう。Pythonファイルを用意し、「Ctrl + K」で下記指示を入力します。
「CLIベースでじゃんけんゲームをつくりたいです」
すると、コード自動生成してくれます。
自動生成されたコードを試しに実行してみます。
おー、ちゃんとじゃんけんできますねー
ただし、今のコードだと rock, paper, scissors 以外の文字でも入力できるので、入力チェックを追加してもらいます。
「rock, paper, scissors 以外の入力はエラーメッセージを出したいです」とお願いします。
すると、入力チェック追加したコードに修正してくれます。
入力チェックされるか試してみます。
ちゃんと入力チェックできましたね！
Chat機能
「Ctrl + L」でChat画面が右側にでてきます。
ここでAIとChatしながら作業ができます。
@ Symbols機能
AIに確認してもらいたいファイルやコードを指定できるようです。
先ほど作成したPythonファイルを指定してみます。
「Ctrl + L」でChatを開いて、@を入力し、Filesを選択し、先ほど作成したファイルを選択し読み込みます。
このファイルの処理について教えてもらいます。
「このファイルの処理をおしえてください」と聞いてみます。
すると、処理内容を答えてくれます。
「このファイルはじゃんけんゲームを実行するPython」
じゃんけんゲームの処理でPythonであることもおしえてくれましたね！
また、コードを読み込んでリファクタリングできる箇所も提案してくれるようです。
リファクタリング箇所を提案してもらう
以前のブログのコードを読み込んで、リファクタリングできる箇所を提案してもらいます。
いろいろリファクタリングについて提案してくれました。確かになってところ提案してくれてますね。Cursorさんとともにリファクタリングを進めることもできそうですね。
Fix Lints機能
静的解析などでエラーになっている個所を修正してくれる機能です。
ためしに、inputをタイポミスで、inpitにしてみます。
lintエラーの箇所を選択して表示される青いボタン「AI Fix In Chat」を選択します。
チャットの「/edit」のところを実行するとコードを修正してくれます。
正しいinputに修正してくれました！
Docs機能
指定したドキュメント読み込んで、学習してくれる機能のようです。
「Ctrl + L」でChatを開いて、@を入力し、Docsを選択します。
Add new docを選択します。
python3.11.6のドキュメントを読み込んみました。
ドキュメントが読み込まれたか試しに、機能について聞いてみます。
お、ちゃんと答えてくれていますね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は、次世代エディタCursorを試してみました。なかなかすごいもので、開発の手助けとしてはかなり有用なものでしたね。
今回は、じゃんけんゲームと簡単な処理ですが、複雑な処理になるとどうなるかなどまだまだ未知数なのでちょくちょく触りながら試してみようと思います。
