超高速開発ツールとは

当ブログで度々投稿しているGeneXusですが、GeneXusは「超高速開発ツール」の1製品という位置づけをされています。
GeneXusに限った話ではありませんが、「超高速開発ツール」を使用した開発は従来と何が異なるのかを整理しました。

定義

超高速開発ツールのベンダやそのユーザ企業などから構成される「超高速開発コミュニティ」のサイトに、以下のような記載がありました。

Q1. 超高速開発ツールの定義は?
A1. 従来型のスクラッチ開発に比較し、少なくとも3倍から10倍という生産性を提供できる、具体的なツールとします。

超高速開発コミュニティ FAQより引用

定義としては、非常に生産性が高いツールである、ということですね。
続いては定義にも記載の、スクラッチ開発等と比較していきたいと思います。

立ち位置

従来のシステム開発/導入としては、スクラッチ開発とパッケージ製品の導入という選択肢がありました。

スクラッチ開発は1からソースコードを記述して開発を行うのが特徴で、オリジナルのシステムやアプリケーションを作成するのには最適です。
パッケージ製品は業種や業務に特化した既成の製品で、導入から短期間で利用できるというのが特徴です。
それぞれには上記のようなメリットもありますが、デメリットもあります。

スクラッチ開発は完成までに時間がかかることや、開発者による属人性が高いというのものです。
フレームワークを利用することで生産性の向上や属人性をある程度排除することができますが、コードを書くという点ではかわりはありません。
パッケージ製品の導入の場合、そのまま自社のシステムとして利用できる場合には問題ないのですが、自社の業務にあうようにカスタマイズが必要になることが往々にしてあります。
パッケージ製品がカスタマイズできる範囲は限定的であり、大きく変更することはできません。

続いて超高速開発ツールの立ち位置になりますが、スクラッチ開発とパッケージ製品の中間になります。
高い生産性により、スクラッチ開発よりも短期間で開発することができます。
また、パッケージよりもカスタマイズできる範囲が広いのが特徴です。
そのため、スクラッチで作るのには時間がかかりすぎるが、パッケージよりも自社にあったシステムを開発したい、というニーズにはマッチします。

超高速開発ツールの立ち位置

分類

超高速開発ツールは一般的には「コード生成型」と「実行エンジン型」に分けられています。
「コード生成型」はツールがアプリケーションのソースコードを生成します。
「実行エンジン型」はソースコードを生成せずに、ベンダ独自のエンジン上でアプリケーションを実行します。

これらの違いにより、「コード生成型」は生成されたソースコードを編集できるのでカスタマイズ性が高い、というわけではありません。
例えば、GeneXusは「コード生成型」のツールですが、ソースコード自体を編集することはありません。
「実行エンジン型」でも手書きのソースコードと連携できるツールもあります。
そのためツールの技術的な部分で分類することは、ほとんど意味をなさないように思います。

「実行エンジン型」の多くは、実行エンジンを設置するサーバにライセンスが必要になります。
次にライセンスを体系を見ていきましょう。

ライセンス体系

超高速開発ツールはこれまでの開発ツールと異なり、単純な開発ライセンスのみではない製品が多いです。
上記にも触れましたが、サーバ毎に必要なサーバライセンス、あるいは、システムの利用者数に応じたユーザライセンスなど、様々なライセンス体系があります。
ツール毎にライセンス体系が異なるため、どのツールが最もコストを抑えられるかというのは、構築するシステムの特性によります。

開発の進め方

超高速開発ツールの多くは、ウォーターフォール開発の所謂「詳細設計」工程を省略して、ツール上で開発することを推奨しています。
設計と実装を分離してしまうと、ツール上で実現が難しい設計になりがちです。
そのためツールに熟知した上で、設計~実装もできるスキルを持つ人物像が求められます。

また、設計工程がないことで、設計書の優先度も相対的に低くなります。
ツール上で定義された情報を基に、設計書を生成するツールもあります。

ツール上での必要な実装量も、ツール毎に異なります。
さらにツール内で実装が完結するツール、一部手動でのプログラミングが必要なツールにも分けられます。

まとめ

超高速開発ツールは従来のスクラッチ開発やパッケージ導入とは、様々な観点で異なっています。
どの手法やツールがベストかというのは目的によりますが、スクラッチ開発やパッケージの導入以外の選択肢もあることをご承知いただければ幸いです。

GeneXusとは

GeneXusのライセンス価格・形態

 

システム開発のご相談はこちらからお気軽にお問合せください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です